皮膚炎⑤~食物アレルギー~

お久しぶりです。

少しバタバタしており更新ができませんでした。

今日からまた記載していきますね!

さて、今日は皆さんにもおなじみの食物アレルギーについて記載します。

ヒトだけじゃないのです。

動物たちにもとてもよく起こり得ることなのでお役に立てればと思います。

 

【症状】

痒みなどが多くの場合症状として現れますが、掻きむしるほどの痒みを伴い、ひっかいて傷などを作るケースもありますので、注意が必要です。

部位は顔面、耳、四肢など多岐にわたります。

また、慢性の下痢などの消化器症状をきたす場合もあります。

【好発品種・年齢など】

ダックスフンド、パグ、フレンチブルドッグなどが好発します。

 

 

【治療】

アレルゲン除去食を用いますが、加水分解タンパクフードを第一選択として用います。それでも症状が改善されない場合はアミノ酸フードあるいは新奇タンパクフードに変更して治療効果を確認します。

特に順序に決まりはなく、ペットの嗜好性で順を決めるケースも多いです。

 

掻痒感の改善に抗アレルギー剤、副腎皮質ステロイドを投与するケースが多いです。

アタラックスなどを使用し、精神安定を図りながら掻痒感を抑える方法も取られます。

 

 

【自宅でできるケア】

ペットに変化はないか、掻きむしる様子などはないかをよく観察してください。

また、食事療法は飼い主さんの協力が不可欠です。

ペットが食事の変化にとまどわないよう声掛けなどを行ってください。